1兆円企業の仲間入りを果した日本電産グループでは現在、創業以来の大きな改革を実行し、新たな成長展開を期していく決意です。
そのひとつは、働き方の大改革です。創業以来44年間ハードワークを基本として成長してきましたが、これを大転換させて積極的投資も断行し、生産性向上運動の徹底を図り、2020年に残業ゼロ体制を実現させます。そして欧米並以上の働きやすい画期的な職場の実現を目指す予定です。そのため生産性向上運動に積極的に参画してほしい。
2つ目は41ヶ国にまで拡大してきたグローバルベースでのオペレーションを一体化させ、ブランドの統一化や、営業、研究開発、生産管理といった体制を世界トップレベルにもっていく改革です。日本から生まれた企業をグローバル企業集団に変えていくためのありとあらゆるアクションを実行して真のグローバル企業につくり上げていく予定です。そのためには、共通言語である英語力の向上に全力で努力していってほしい。
3つ目は更なる成長を目指す改革です。2020年の売上2兆円、2030年10兆円という遠大なる成長計画を具現化するための経営体制の構築や、人材育成に積極的投資をすることや、更なるM&Aの実行によって新事業分野への参入と新マーケットの拡大を図る果敢な挑戦を続けていきます。そのために積極的な成長行動を期待します。
代表取締役会長兼社長 永 守 重 信
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